50歳からのギター三昧

挫折を繰り返してきた男のギター日記

ギターの弦について①

こんにちは!

今回はギター弦について語ります。

 

とは言っても、ギターの弦についてはもうすでにアチコチのサイトやショップ系ブログで盛りだくさんなくらい情報があるので、前回の記事「塗装について」と同じように、自分の好みベースで書きたいと思います。

よくアコースティックギター(アコギ)は金属弦(スチール弦)でクラシックギターはナイロン弦(ガット)と言われるけど、フォークギターもクラシックギターもジャンル的にはアコギなのです。ですが俺も他と合わせてフォークギターをアコギ、クラシックギターをガットギターと表現したいと思います。

 

ご存じ、ギターの弦と言ってもフォークギターとクラシックギターでは素材が違います。アコギ弦は本当にさまざまなメーカーから出てるけど、多分負けずとガットギターの弦もいろいろな種類があると思う。しかし俺はあまりそのところが詳しくないのでここではアコギの弦についてだけにしときます。

一般的によく使われている(よく聞く)のが「ブロンズ弦」ですな。ただこのブロンズ、ブロンズとは青銅のことなんだけど、ギターの弦が青銅でできてるわけじゃないんだよね😓。ギターの弦は銅に亜鉛を配合して作られていて色はほんのりと黄色い。片や本来ブロンズとは銅に錫(すず)を配合して作られる金属で青味ががってるのが特徴。ギターに使われる弦は銅に亜鉛を混ぜた金属ならば、それは「真鍮」でブラスとも言います。

なので正確には「ギターの弦はブラス」なのですが、なぜか?昔から各社ブロンズ弦と言い切って譲らないのです。ブロンズ像が黄色いことあったっけ?

本来のブロンズ像は青みがかっています

この他にニッケルを配合したものやリンを配合したものもあります。基本的には銅80%/亜鉛20%でできていて、これを80/20ブロンズといって売ってるね。リンを配合したものは「Phosphor Bronze(フォスファーブロンズ)」と言います。ニッケルを配合したものは「Nickel Bronze(ニッケルブロンズ)」と言います。

さらに、これらをコーティングした弦もあり、コーティングされている商品は「コーティング弦」とパッケージに書いてありますね。コーティングの仕方は各社で違うのですが、一応にコーティングされているものは「サビ」や「劣化」に強くて長持ちします。ノンコーティングの弦が持って2週間〜4週間と言われてるのに対して、コーティング弦は長ければ半年とか短くても3ヶ月近く持ちます。その分お値段も高めですがね。

ということで、弦にも色々あるのは分かったけど、では「どれがいいんだ?」となるとこれはもう「個人の好み」でしかない気がする。よく「アコギに合う弦はどれ?」的な記事が目につくけど、あれって結局は書き手の好みで終着してるよね。そもそもどのブランドのギターにも、或いはどの形状のギターにも「これですよ」と断言できる弦はないわけで、弾き手がどんな音色が好きかで決まると思う。めちゃくちゃ好みの音色だけど劣化が早いとか、コスパは高いけど音色が好きじゃないとか、それぞれの「耳」で決まるはず。ドレッドノートにはこれ!なんて弦はそもそも存在しないと思ってる。

あとは、しょっちゅう弦交換する人と全くしない人と分かれると思うけど、直に手で触ってる部分だから1回でも弾いたら当然汚れはつくよ。手脂とか汗とか。んで汚れは錆に繋がるし、気づく気づかない別として絶対に音色も悪くなる。

全くしない人は弦にあまり頓着ない人だろうし、もっと極論で言うと「ギターにそこまで興味ない人」と言うことになるかも。少しでもギターが好きなら「弦交換」は絶対におすすめです。音色も変わるけど、デフォルトで付いてきた弦を変えると言う行為は、ようやく自分オリジナルのギターになった気にもなるから✨。

もちろんギターで飯食ってる人は頻繁に弦は替えてるね。自分で弦交換ができない人や自信がない人はショップにお願いすることになるんだけど、費用もかかるし、つか弦交換する度にショップに楽器持ち込むってことが「面倒くさい」ね💦。だから億劫になってサボるわけだ。

なので弦交換なんて簡単なのでネットから交換方法学んで自分でやるのが一番です。仮に失敗してもギターは壊れません!弦が切れるくらい。だけど弦なんて大して高くないんだから失敗してもやってみるといいね。

 

俺は弦交換は自分でやります。が、最初は新品弦をぶち切りました😅。その経験からペグの巻き方を再確認したりと、今では特に怖いことはないかな。つい先日(2日前)に新品弦に交換したけど、なんとなしにゲージが太く感じたのでこのブログ書いてる日にまた違う弦に交換しました。

俺個人が現時点で気に入ってるのが以下になります。(現時点というのは、まだ知らない弦がある可能性があって、それを買って使ってみるまで好みかどうかが分からないから。他人のレビューはあまり当てにしません)

ダダリオのニッケルブロンズシリーズ

D'Addario(ダダリオ)

NICKEL BRONZE(ニッケルブロンズ)

NB1152

今現在はこれをつけてます!ただ一つ難点(残念)なのが弦がシルバー色なことかな。エレキギターの弦はシルバー色なんだけど、まるでエレキの弦をアコギに付けてるみたいに見える。これは気にするか気にしないかの問題だけだけどね。音色はとても温かみがあります。あとは耐久性かな?コーティングされているわけじゃないけど長持ちする的なことは書いてあるんだよね。値段は1,700円〜1,900円くらい。

エリクサーの80/20シリーズ

Elixir(エリクサー)

NANOWEBコーティング80/20ブロンズ

BRIGHTな音(シャリーン系)

悩んだらエリクサー!と思ってるくらいエリクサーの弦には信頼を持ってます。エリクサーはどの銘柄を買ってもコーティング弦なので耐久性は高いです。ただ音色はそれぞれの銘柄でかなり変わってくるので、これはもう個人の好みでしかないね!ちなみにシャリーンとした響きが好きならこの銘柄を試してみる価値はあります。値段は1,800円〜2,200円くらい。

エリクサーのPOLYWEBシリーズ

Elixir(エリクサー)

POLYWEBコーティング80/20ブロンズ

WARMな音(ズーン系)

今ちょっと気になっているのがPOLYWEBの弦です。ただ買ったけどまだ使ったことがなくて、次に弦交換するときに試してみようかなと思って置いてます。もし音色的に好みだったら当分はここに固定するかも。値段は1,800円〜2,200円くらい。

f:id:TRAD_D:20230324194640j:image

この他にもMartinの弦もいい音色だと言われてるけど、めちゃくちゃ劣化は早いのでマメに交換する人向きかもです。その分値段も安かったはず。ギターの選考で悩みに悩んだHeadwayからも弦は出てるんだけど使ったことはない。お値段は非常に安くて500円〜程度からあるので、とてもとてもお財布には優しいです。

 

あくまでも俺個人のお気に入り弦だけ書いてるけど、まだまだ(というか無限に)弦のブランドはあので、必ず自分の「お気に入り」が見つかるはず!なので弦の探究はぜひやってみるといいと思います。

 

次は弦の太さ(ゲージ)について書きたいと思います。