50歳からのギター三昧

挫折を繰り返してきた男のギター日記

Headwayのギターについて

こんにちは!

北海道も早々と春めいてきて、日差しが暑く感じます。併せて日に日にギター熱も盛り上がってきています。


10年前よりは少し上手になったかもしれないけど
5年前に比べたらサボっていた分下手くそになっていると思う😓


今回はHeadwayのギターについて。

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Headwayはご存知、日本のギターメーカーでディバイザーという会社の中のアコースティック部門です。今までHeadwayのギターには全く興味を持っていなかった俺だけど、何気にネット見てて、突然考え方などに引き込まれた。


アコギといえばMartinやGibsonが王道で、他にもモーリスとかタカミネとかあるよね。


Headwayは少数精鋭の会社(有限会社 飛鳥)だから、生産数もそこまで多くなくて、長野県の松本市に工房があって、日本人の手によって1本1本作られている(らしい)🤔

 

ただ大抵の製品が「限定」なのが目立つ気がする・・


スタンダード品や廉価版もラインナップはあるけどこだわっています!的な「これだ!」という製品は大体「限定品」だったりして。

廉価版は中国で作らせてるとの事で、スタンダード版も飛鳥ではなくディバイザー側のスタッフ(もしくはご近所のギター制作会社)で作ってるんだって。


まあ「限定」とかに弱い日本人体質な俺なので、この言葉にそそられるのは否定しないけど、どれもこれも「限定」だと、なんか限定って言葉の輝きは弱くなると思うんだよね💦


12本しか作りません!とか、今年だけのモデルです!とかね。(というかそればっかりな気もするけど・・・)

Headwayで俺が特に目を惹くのが「日本の木材を使ってる」ということかな。ギターはエレキもアコギも、大抵は海外の木材を使うよね。スプルースとかシダーとか、メイプルやマホガニーとか。

Headwayではそこに「桜」や「栃」や「檜」とかって持ってくるんだな。三味線や琴のような、和楽器っぽくギターを作ろうとするその試みは新しいかも。日本で育った木だから、日本の気候にバッチリあってる気もする。

 

俺が特に気になってる(気に入ってる)のが「桜材」を使ったギター。桜ってもう「ザ・日本」って感じじゃない!

 

んで今回、気になっていたので中古だけど桜ギターを1本買ってみたわけだね。買ったのは HF-Fuyuzakura’20 A,S/ATB というやつ。

 

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これです。
これは2020年のモデルで、2019年の「Deviser One Day Guitar Show」に出品されたモデルとの事で、このShawに出すためだけに作られた特別(またか)なモデルらしい。でも作られた本数はちょっと不明。(ディバイザーに質問したけど不明だった⤵️)


購入して届いてすぐの感想は「素晴らしい!」

弾いてみた感想は「まだ音が硬い?」

 

その時すでにHeadwayのJTシリーズ(廉価版だけど日本で一度セッティングし直したグレード)のHSJを1本持っていたってのもあって、それと比べてなんか音がまだ硬い気がした。


それでもデザインはやっぱ素晴らしくて、なんて言っても桜材は初めてだったので満足してる。

 

だけど、2〜3日経ってから「なんか俺には小さいかなぁ〜」と思い始める。

 

以前MartinのD-28を持っていた時があって(挫折の経緯で売り払ってます💦)それと比べるわけじゃないけど、PRSと比べてもHSJと比べても、やっぱ小さく感じる。

 

HeadwayのHFシリーズってのはMartinで言うところの000サイズ(オーディトリアム)なので、ボディーが比較的薄いってのもあるし、スケール長が628mm(Headwayの場合)だからかも。

 

まあ、それでも2週間ぐらい毎日弾いみてだけど、やっぱ「大きさ」には不満が残って買ったばかりだけど、もうドレッドノート欲しいな〜とか思ってる😂

 

でも最初に届いた時よりも、明らかに音が変わってきたんだよね。たかだか2週間程度だけど、弾きこんでいたら音が化けた?これは多分、湿気とか弦の動きとか関係してるかな?さすがに木材が鳴るようになった!はまだないでしょう。

 

さて、大きさ問題でドレッドノートを選ぶとなると、ちょっとHeadway一択とはならないかもしれない。Headwayは好きだけど、ドレッドノートで探していくと、まずラインナップが多い💦それとやっぱり「限定モデル」が乱立してる。

 

良いものを作ってるのは信じてるけど(名工の百瀬さんが主体だから)毎年毎年「限定」が出てるし、極端な話、春夏秋冬ごとに「限定」がある気がする。

 

「限定」って聞くと購入欲はそそられるけど、それ逃したとしても「どうせまた『もっと良い』限定モデルが出るしょ?」と思っちゃったんだよね💦

 

なので「今年モデル」とか「新たな挑戦」とか聞いても「来年にはもっと改良された『限定モデル』が出るよね」みたいな(笑)

 

それよりも今は、長い事(同じモデルを)作り続けてきた「安定」と「極み」の方がいいような気がしてる。Martinのようにね。

 

毎年毎年「進化」を名目に、部分的に変えて「限定モデル」にしていくと、まるでiPhoneのように感じますよ。(iPhoneに毎年飛びつく人は一定数はいるけど、俺はもう追わないことにした)


ということで、今回はここまで。