50歳からのギター三昧

挫折を繰り返してきた男のギター日記

ブリッジピンのこと

こんにちは!帰って来ました。

さっそくギターの練習もしました。やっぱ好きなもん触ってる時はいいですね!留守の間に頼んでいたブリッジピンが届いていたので、それについて少し書きます。

そもそもブリッジピンって何?な感じですが、エレキには無いアコギだけにある(クラシックギターにも無い)アコギ限定のパーツですね。

 

ギターは弦があって初めて音が出るのですが、ギターの上からペグ(弦巻き)→ナット(最初に弦が乗るとこ)→フレット(音階)→サドル(最後に弦が乗るとこ)→ブリッジ(弦の振動をボディに伝えるとこ)となるのですが、この最後のブリッジで弦を固定するためのピン📍がブリッジピンなのです。

ギターにとってブリッジピンは縁の下の小さな力持ち!

このピン、とても小さなパーツですが意外と音に重要な変化をもたらすパーツでもあります。このピンには様々な素材があって、プラスチック製からブラス(真鍮)製、チタン製なんてのもあるし、牛骨や水牛角、最も高価なのはマンモスの角なんてのもあるね。

マンモスの角でできたピンは化石から作られるのです

 

俺のASTURIASはコストダウンのためか?それともその方が音色的に良かったのか?プラスチック製のピンが付いてました。プラスチック製だからダメだってわけじゃないけど、他にも色々な素材があるなら試してみたいじゃん!

そこでとりあえず定番の「エボニー製」と変わり種の「ココボロ製」をAmazonで注文してみたってわけです。ちなみにココボロ(Cocobola)というのは別名サザンアメリカンローズウッドとも言われるらしく(というか南アメリカのローズウッド)豆科の広葉樹です。エボニーは言わずと知れた「黒檀」ですね。

ココボロ材 赤茶けた木材で木目も綺麗です

エボニーは本来真っ黒なので、これは縞黒檀かも

これらの木材はギター本体の材としても使われている、音に対して非常に評価の高い木材たち。この材を使って作ったのがエボニー製のピンとココボロ製のピンってわけです。このブリッジピンを色々な木材へ替えることで、鳴りが柔らかくなったりシャープになったり。

金属製はシャープな感じになるそうですが、俺は柔らかめの音が好きなのでエボニーを選びました。これよりも高めの音色にするならローズウッド製とかメイプル製とかあるんだけど、もう一つは変わり種ということでココボロを選びました。

ココボロのブリッジピンなんてその辺の楽器屋さんじゃ見ることもできないからね。その辺はさすがAmazonてな感じです。まあ届いてみるまで粗悪品か優良品かもわからないのがAmazonだけどね。今回は幸いなことにキチンとした作りのピンが届きました。

一般的に使われているエボニー製のピン

ここで気をつけないといけないのは、ブリッジピンには”サイズ”があるということ。汎用品ではあるけど何にでも(どんなギターにも)合うわけじゃないのです。長さも様々あるし太さも様々あって、自分のギターに使われているピンのサイズを知っとく必要があります。長ければ削り切れるけど短すぎるとどーしようもない。だけどピンは短い方がいいって意見もある。とは言っても弦がボディの裏面に触れないと意味ないので、やっぱ短すぎはダメかも。

また、太い分には削れば調整できるけど、もともとの穴よりも細い場合はグラグラしちゃうね。とは言っても弦を張れば引っ張られるのでグラグラも無くなるから、とりあえず細くても問題はないらしい。でも俺の精神衛生的にゆるゆるだと気持ち悪い。

俺のASTURIASは通常よりも少し太めのピンが付いていて、もともと持っていた予備のピンを当てこんでみたらゆるゆるでした。ノギスで測ってみたら純正は約5mmくらい。予備は4.5mmくらいでした。色々みて歩いたけど(ネットを)エボニー製で5mmのピンはゴロゴロ売っているけど、ココボロ製は5.4mmしかなかった。なのでとりあえずそれを買いました。

ココボロのブリッジピン

今日はその届いていたピンのうち、ココボロ製のピンをギターに合わせては削り、また合わせては削りを繰り返してサイズ調整し、早速交換してみました!音色は?というと、プラスチック製の音色を抜群に記憶していないので(笑)ココボロ製にしたからと言って分かりませんでしたw

ただ、見た目はかなりギターの色合いに合っていて大満足です。ブリッジ自体がエボニー製なのでエボニーピンを付けても黒&黒であまり目立たない。かといって白いプラスチック製もちょいと不満ということで、赤茶色のココボロピンは見た目にヨシ!音色も多分ヨシ!ということで、自分だけのギターができた感じです。

 

満足したところで、さて練習再開です!