50歳からのギター三昧

挫折を繰り返してきた男のギター日記

ASTURIASとの出会い

こんにちは!

今日はASTURIAS(アストリアス)について。

 

ASTURIASとは九州は久留米市にあるギタークラフト会社です。職人集団が楽器を使ってます!

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少数精鋭(20人)の職人がそれぞれ自作の工具などを駆使して手工で作業してるとの事。

 

元々クラシックギターを作る会社だったらしく歴史も古い。以前は「名工ギター」って名前の会社だったらしい。名前からして自信と拘りに溢れてますな😁

今はクラシックギターの他にアコースティックギターウクレレを制作してます。1962年から今現在までずーっと手作業にこだわってます。

 

さてそのASTURIASだけと、ドレッドノート探しの過程で俺の目に止まったので書いてみました。

 

Headwayから探していき、Switch(ドルフィンギターの自前ブランド)に一時流されたけど、拘りの強さとシンプルさ加減でASTURIASも気になり始めた。

始めはASTURIASのソロシリーズがいいかな?と思って、札幌の島村楽器にあるとの事で見に行ってきたけど、あったのは「島村楽器特別モデル」のソロだった。けど、まあ大きさとかは同じでしょ?と思って試奏させてもらってきました。

感想は「んー😑なんか違うなぁ」と。大事な音色ももう少しパワーが欲しいと感じたし、思ったより小さかったんだよね😅多分ボディの厚みがオーディトリアム系だからかも。

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大阪の島村楽器のスタッフさんが「多分求めてるのはASTURIASならTRAD Dかもしれませんよ?」と言っていたのを思い出して、とりあえず札幌の島村楽器で取り寄せてもらうことにした。

同時に候補としていたHeadwayの「HJ-HOBO URUSHI」と「THE Eagle'23」と「HD-SHIKIZAKURA'21」もついでに取り寄せてもらって比べてみることに😁

 

1週間くらいして「全部揃いました」と連絡きたので、さっそく行ってみましたよ!

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最初はその塗装に興味があった「HJ-HOBO URUSHI」から。塗装は珍しい感じで漆の魅力を感じてみたかったが音色が好みじゃなかった。ボディはジャンボサイズなんだけどスケール長が628mmで結局ちょい大きい000みたいな。あとネックも漆塗りなんだけど、ラッカーでよくある「白濁」とかはしないのかな?ちょいベタつく感じがあったけど?誰か長く使ってる人いたら聞いてみたいとこです。

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続いて雅な感じの「SHIKIZAKURA'21」を。これは桜ギター🌸なんだけど、トップはアディロンダック・スプルースという稀少材で桜材はサイドとバックのみ。んでその桜材も山桜という事なので、俺の持ってるFUYUZAKURA'20もサイドバックは山桜だから桜材だけは同じかな。

指板とかブリッジがパープルハートという材なのでほんのり赤い感じで女子ウケは良さそう(笑)インレイにも赤色(紅葉柄)が混ざってる。というか塗装も赤系だけどね。音色はなんか素人のくせに生意気言うと「なんかまだ若い?硬い?」感じだった。多分あれも日が経つと変わっていくんだと思う。

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最後に最新の「THE Eagle'23」を。これは凄いね!素人の俺でも音の凄さは分かった。漆塗りと桜と何度も行き来しながら弾いてみたけど、Eagleが一番完成してる感じだった。新品時からすでに仕上がってる感じ?だけどHeadwayの「育てるギター」のコンセプトがあるので、これからもっと化けていくのだろうね!最新技術の詰め合わせなだけにどこ見ても素晴らしい。ネックもこのモデルだけ(現時点では)スリムVのカスタム。ただ俺は手がでかいんだよね💦なのでスリムとかはむしろ指曲げる量が増えるだけ。

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んでもってASTURIASに。提案された通りTRAD Dは抱えた時にしっくりきた!ネックも特にHeadwayみたく趣向を凝らしてはいないけど、太くて厚くて(笑)がっしりした感じ。だけど俺の手にはちょうどいい😳ネック幅もASTURIASだけ44.5mmであとは43mm。たかだか1.5mmの差なんて分からんでしょ?と思ったら、これまた全然違うんだよね。

ASTURIASは凄くシンプルだよね。質実剛健というか飾りっ気がまるで無いというか。付属のギターケースもセミハードタイプで、ハードケースにしない分値段もお安い感じ?逆にHeadwayは装飾はピカイチで、URUSHI以外には専用のサウンドホールカバーや専用ハードケースが付属する。

 

いやー悩んだ悩んだ😓最後はEagleとTRADと行ったり来たりしながら悩みまくってた。結局その日は何も買わずに考える時間をもらったわけです。

とりあえず「漆塗りは無いな」はハッキリしたけどね。ASTURIASかHeadwayか?ブランドとしての魅力はどっこいな感じ。いや少しだけASTURIASの方が高いかな。

候補はTRAD D対THE Eagle'23で、予備軍にSHIKIZAKURA'21がまだいる感じで😑金額的にはどれも然程差はないけどASTURIASが一番安い。

 

結論はその夜に出ました!

SHIKIZAKURAは、確かに限定品(HFは18本でHDが12本の限定)で魅力的だけど、その「限定」って他にもあり過ぎて言葉としての響きはもう薄く感じて、じゃあ内容は?となった時に、サイドバックが他でよく使われてる山桜で「四季桜」に繋がる由来は紅葉のインレイ🍁デザインだけに感じた。これが四季桜の木を使ってたりしたら特別感は別だったけど(そもそも四季桜って木はあるのか?笑)山桜なら俺すでに持ってるし!みたいな(笑)あと、これは大変申し訳ないんだけど、インレイの素材?色?がオモチャっぽい。桜インレイは綺麗だけど紅葉インレイはなんかチープ😓50過ぎの男にはチャラく感じる。飾っておくには最高の工芸品だとは思うけど。

ということでとりあえず現時点でのSHIKIZAKURAの線は無くなった。コレクション的に買うならまだ今じゃなくてもいい。俺が求めるのは「弾いて弾いて弾き倒すギター」なので。

 

もし?THE Eagle'23を買ったら、多分俺はASTURIASもいずれ買うだろうな!と思った。それほどに TRAD Dはしっくり来たんだよ。んで逆に、もし?ASTURIASを買ったとしたらTHE Eagle'23を買うかな?と考えたら「いや買わないな」だった。

理由は前のブログでも書いたけど、Headwayの中での限定って言葉が安っぽく感じる(特別感が薄く感じる)のと、2023年の限定かもしれないが、2024年になればもっと改良された○○'24限定が出るでしょう。そして2023年中にももっともっと色々なシリーズから「限定」が出るでしょ。だったらいつでもいいや!と思ったんだ。絶対今THE Eagle'23じゃなきゃダメなんだ!とまで思えるなら買いだけどね。あと思ったんだけどHeadwayは日本人に合わせて作ってる。とあるけど、基準の日本人って小さくない?百瀬さんが小さいのか?対象とする日本人が小さいのか?少なくとも俺(身長182cm)には小さいのと細いのは合わないかな😓

だからEagle買っても(こちらは)絶対にASTURIASも近々で買っちゃうなー😑と。笑

ということで「ASTURIASを買います」と島村楽器に電話しました!

 

次回はそのASTURIAS TRAD D について書きたいと思います。